
在宅医療・訪問診療
在宅医療・訪問診療
在宅医療とは、単純に言いますと一般的な外来で行うことを自宅で実施するものです。
通院困難な患者さんのご自宅に、医師が定期的に訪問して診察し計画的に健康管理を行います。(訪問診療)
また、24時間365日体制で臨時の診察を行います。(往診)
在宅医療は病気を治すことだけを目指しているわけではありません。ご自宅での診察では良くも悪くも「家」「家庭」が見えてきます。患者さんだけを見ていればいいものではなく、そのご家族の様子も気にかけていきます。患者さんの身体だけを見ていれば済むものではなく、暮らしぶりにも目を配っていきます。病気を治すことが病院の目標だとすると、患者さんの病気と暮らしをサポートするのが在宅医療の目標と言えます。
もちろん、そうしたことが医師一人でできるはずがありません。訪問看護や訪問介護、ケアマネージャーなど在宅系の様々な職種と連携して、患者さんとご家族にとって穏やかな日々が送れるように支援してまいります。
通院困難な患者さんのご自宅に、医師が定期的に訪問して診察し計画的に健康管理を行うものです。
訪問頻度は原則として2週間に1回です(1か月に2回)。病状に応じて1週間に1回になったり連日となったりと臨機応変対応してまいります。時には「今日は別に医者に診てもらわなくてもいいんだけどな…」という日があるかもしれませんが、元気な時でもそうでない時でも決めた日時にお伺いしますので、玄関の鍵を開けていただければと思います。日々の元気な状態を把握してこその24時間対応となりますので、ご理解ください。
1回の診察時間は10~30分です。病状や暮らしぶりについてお話をじっくり伺い、みる・きく・さわるといった古典的診察をし、必要な薬を処方します。
専門的な対応が必要と判断した場合は近隣の病院と連絡を取り、受診や入院の手配をします。病状によっては訪問看護ステーションとの連携が必要となります。
訪問診療を実施している患者さんの状態が悪化・変化した際は、24時間365日体制で臨時の診察を行います。
初回の診察の際に24時間つながる携帯電話の番号を大きく書いた紙をお渡しいたします。困ったことが生じたら、すぐにお電話ください。「こんなことで電話したら恥ずかしいかな」「急ぎではないけどどうしよう」「夜中だから朝にかけたほうがいいのかな」「日曜日だから月曜日まで待ったほうがいいかなあ」など、遠慮や気遣いは無用です。困ったらすぐ電話、そう考えてください。
お電話をいただいてからの対応は様々です。電話だけでのアドバイスで済むこともあれば、看護師や医師が動いたほうがいい場合もあるでしょうし、直ちに救急車という事態かもしれません。連携している訪問看護師や当院医師は24時間動ける体制を整えております。ただし、救急病院ではありませんので「今すぐ来て」というご要望にはなかなか応えられません。早ければ30分以内に看護師がお伺いしますが、当院医師は一人しかいないため場合によっては往診まで数時間かかります。医師が直ちに動けない状況でも、看護師が先に訪問して状態を把握し、電話で医師とやり取りしながら必要な点滴や注射などを施せますので、苦しいままずっと放っておくということはありませんのでご安心ください。
いずれにせよ、困ったら電話、ということを皆さんにお伝えしております。
病院へ定期的に通うのが困難な方であればどなたでも対象となります。
ただし、当院が定める訪問可能エリアがあります。エリア境界の方につきましてはご相談ください。
など
健康保険が適用されます。ご負担いただく目安は下記のとおりです。
詳細につきましてはお問い合わせください。
1.お問い合わせ |
まずはお電話ください。 電話番号:043-308-3754 |
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2.面談・契約 | 初回の訪問診療の前に、ご家族との面談を実施いたします。 面談は訪問診療の可否を判断する場ではありません。家族のお考えを伺い、当院の方針などをお伝えするものです。 面談に引き続いて事務的なご説明をいたします。 これらに要する時間は1時間~1時間半です。 |
3.初回訪問 |
医師と看護師でお伺いいたします。 |